→日本郵便USA配送停止!?デミニミス廃止後の最新配送戦略
我々セラーにとって1番のポイントは
❶「関税込み(DDP方式)」で売るのか、
❷「関税抜き(DDU方式=今まで通り)」で売るのか、
❸返品された際などで関税がモロにかかってくるのでどちらにした方がリスクは減るのか
上記の点です。
これは少し落ち着くまでは
様々な情報が飛び交ったり
かつ状況も変わっていくと思います。
尾藤chでUPしている動画も
すぐに内容が変わる可能性はあります。
言えることとしては、
現状やその時々でまずは一旦情報を洗いし出してみることです。
以下なども参照に冷静に進めていけるといいかと思います。
❶関税込み(DDP:Delivered Duty Paid)・・・
バイヤーが関税を心配せず、商品代金にすべて含まれている状態。
メリット
- バイヤーにとってわかりやすい「総額表示」で安心感がある
- 関税トラブル・受け取り拒否・返送リスクが減る
- 高単価商品やリピーター獲得に有利
- 「送料・関税込み」で差別化できる(高評価につながる)
デメリット
- セラーが関税を予測し、計算・価格に込みにする必要がある
- 利益計算や税務処理が複雑になる
- 運送会社によっては関税込み発送に対応していない場合もある
- 価格が割高に見えるため、安さで勝負するライバルに負けやすい
❷一般的なこれまで通りのDDU方式・・・
商品代金・送料のみ請求し関税はバイヤーが到着時に負担する状態。
メリット
- 出品価格を安く見せられる(成約率で有利な場面あり)
- セラー側は関税リスクを負わないため計算がシンプル
- 少額商品や低価格帯ではこの方式がまだ主流
デメリット
- 受け取り拒否 → 返送・再送料・赤字化のリスク増大
- 結果バイヤー満足度が下がりやすく、リピートにつながりにくい
- 今回の米国ルール変更で「DDUだと通関遅延や追加手続きの手間」が増える
- バイヤーに事前に説明したにも関わらず関税で拒否/返品増大
特にバイヤーに事前に説明してもあとからそんなの知らないと言われることが結構あるあるです。
他にも色々な視点があるかと思います。
❸次に各社の配送サービスや税務や通関処理を比較したりもします。
これは例えば以下のような
コスト・スピード・通関の安定性を軸に比較検討します。
- 配送料の総額
- リードタイム(集荷→配達の実日数)
- 通関の通りやすさ/追加書類の頻度
- 紛失・破損・返送率、対処のしやすさ
- 追跡の精度/到着後の通知の分かりやすさ
- 課税発生時のフロー(立替・請求の流れ)
- 申告価格・内容品の明確化(過小/過大申告の回避)
- HSコード・原産地表示・用途の記載整備
- 返送時の処理(再輸入・再販の扱い)
書き出してみると色々な視点がありますが
このような点も踏まえてスムーズにお客様に届くのはどちらか
自分にとって1番リスクが低いのは何かです。
諸々の考えられる状況を踏まえて
到着率/返品率/バイヤー満足度想定して
関税込みにするべきなのかなどを決めていきます。
そして関税混み抜きどちらにしたとしても
売れるようなページの作り込みをします。
ただいきなりどちらかに決め切るのではなく
- 高単価商品・ブランド商品 → DDP(関税込み)のほうが安全
- 低単価商品・回転重視 → DDU(関税抜き)でもまだ戦える
- ファッション・家電 → DDP(返品・クレーム率が高いため)
- 雑貨・ホビー・小物 → DDU(安価なのでなんとかなる)
上記のように最適を選ぶ(A/Bテスト)という
小さな比較テストをしていってもいいかもしれません。
状況は落ち着いて整理し
比べて・確かめて・良い方法から採用する。
この手順で徐々に続けられる体制にしていきます。
そして先に挙げたデメリットの部分なんかは
逆にメリットに変えられるような策はないか
なども考えるのも生き抜く術です。
ebayという大きなデパートの中で
このshopは一味違うな!とバイヤーに思わせる一手。
そういった差別化を図っていくと
大きな勝ち筋が見えてくると思います。
さらにファンがついていった時には
安定の部分が見えてくると思います。
扱う商品やライバルによっても変わりますが
いずれにせよバイヤーもそれぞれですし、
トータルどちらがいいかを決め切るよりは
少しずつ試しながら徐々に徐々に行動し
分析して進めていくのがいいかなと思います。
いつ何時でもまずは冷静に洗い出して
分析しながら行動していくことです。
少しずつ進めていけば
セラーとしての力は大きくパワーUPしていくはずです。
ebay輸出は止まらないです。
<追伸1>
そういえばshopeeも国により関税はセラー負担です。
発生した場合あとから精算されたりするので
ある意味どこも条件は同じなんですよね。
以下の説明会はebay輸出も徐々に進みながら
そしてshopeeも無在庫で同時に進められるようなノウハウですが
まずはある程度の費用を込み込みにしておいて
高くても売れたらラッキー、状況変われば価格を下げるなど
でうまく対応しながら進めていけます。
売れ筋が出てきたら有在庫にしちゃうとか、
汎用性の高いノウハウだなと感じています。